不動産運用会社の業務4~出口戦略作成と実施~
カテゴリ: 不動産
多くのファンド業者や不動産運用会社は、不動産への投資についてその期限を定めています。つまり投資に対する出口をしっかりと決めている場合は多くあるのです。期間としては、3年、5年、はたまた10年以上と比較的長く運用を続けるケースもまれにあります。
一般にこうした期限に基づいて、その1~2年前あたりから物件の出口について戦略を立て始めるのです。
具体的にはいつ、どこの、誰に、いくらで売るのか…そのいったポイントについて筋書きを描き、出口戦略を策定していくのです。
もちろん、単純に売り急ぐことばかりを考えていると、資産の損切りを起こしたりなど大きなリスクに繋がりかねません。
売却のタイミングも大変重要なため、時として、売却しないと選択することもあるのです。
運用会社にとって、しいてはその先にいる投資家にとって、投資の成果が最終確定する瞬間でもあるため、非常に慎重を機した判断がなされます。運用会社の立場としても、ここでの成果がその後の取引を決定づけるため、出口の対応にもっとも神経をとがらせるのです。
最近では、実物のみならず、REITという市場が大きく拡大し、不動産の流動性が飛躍的に高まったため、実物を売る…という行為より、価格の方が短絡的に評価されるようになったと言われています。
したがって、金融という側面が強くなった不動産市場の今日では、
金利や経済動向の見通しなども売却・出口での重要な検討要素になっていると考えられます。
